偏心ワッシャーとは

偏心ワッシャーとは、円盤状の部品で、中心がずれた穴が開いているため、ボルトやナットを締め付ける際に、軸方向に力をかけることができます。これにより、ボルトやナットが緩むのを防ぐことができます。

 

偏心ワッシャーの役割

偏心ワッシャーには、以下の4つの役割があります。

①緩み止め

偏心ワッシャーは、ボルトやナットを締め付ける際に、軸方向に力をかけることができます。この力により、締め付けた部品が緩まないようになります。

②位置調整

偏心ワッシャーは、穴が中心からずれているため、部品をずらすことができます。これにより、部品の位置を微調整することができます。

③振動の吸収

偏心ワッシャーは、振動を吸収する効果があります。特に、高速回転する機械においては、振動が生じることがありますが、偏心ワッシャーを使用することで、振動を抑えることができます。

④耐久性の向上

偏心ワッシャーを使用することで、部品同士の接触面積が増え、負荷を分散させることができます。これにより、部品の耐久性が向上することがあります。

 

以上のように、偏心ワッシャーには、緩み止めや位置調整、振動吸収、耐久性向上などの役割があります。

 

偏心ワッシャー加工のポイント

偏心ワッシャーの製造・加工には、以下のポイントがあります。

①精度

穴の中心位置が正確であることが重要です。

偏心ワッシャーは、穴の中心位置がずれているため、中心位置の精度が低いと、偏心ワッシャーが正しく機能しないことがあるため、偏心度においては精度の高い加工が必要になります。

②穴の位置

偏心ワッシャーの穴の位置は、用途に応じて異なります。そのため、使用目的に合わせて、穴の位置を正確に決定することが重要です。

 

以上の加工ポイントを踏まえた上で、適切な製造・加工方法を選択し、偏心ワッシャーを製造することが重要です。

 

偏心ワッシャーの製品事例

段付き偏心ワッシャー

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本製品は、S45C(H)の段付き偏心ワッシャーになり、建機業界に使用される製品になります。材質には、S45C(調質材)が使用されており、食い込み防止や母材の損傷防止、緩み止めなどを目的のために用いられます。

 

偏心ワッシャーの製造は、当社にお任せください!

特注スペーサー・カラー製造.comを運用する株式会社カドクラは、”特注品”の製作を得意としております。高精度・高品質での削り出し、単純形状から複雑形状まで、お客様のご要望に合わせた製品製作を行いますので、ぜひ一度ご相談下さい。